これまで「競馬AI開発記」では、各重賞について適性TOP5を出し、その結果を確認してきました。
ただ、最近になって一つ気になることがありました。
適性TOP5の中に好走馬が入っていても、それだけでは「この仕組みが実際の馬券に使えるのか」が分かりにくいということです。
そこで8月1日から、適性TOP5を実際の馬券に置き換えた場合の成績も記録することにしました。
方法は単純です。
適性TOP5に印が付いた馬を、馬連BOXで購入したものとして集計します。
今後は、これまでの「適性TOP5」という表示を、
「適性TOP5・馬連5頭BOX」
に変更します。
適性TOP5を「見るだけ」から「買った場合」へ
これまでは、適性上位馬が実際にどのくらい走ったかを見ることが中心でした。
しかし競馬の予想である以上、最終的には馬券にしたときにどうなるのかも確認したいところです。
そこで、余計な予想を加えず、適性順位の結果だけを使って馬連BOXを組む方法を採用しました。
5頭なら馬連BOXは10点です。
ただし、適性順位には同点が出る場合があります。
その場合、無理に5頭に絞ることはしません。
TOP5の印が付いた馬が6頭以上になった場合は、印の付いた馬すべてを馬連BOXの対象とします。
あくまで適性判定そのものを検証するためです。
8月1日から7重賞で検証
8月1日から重賞7レースを対象に、この方法で集計しました。
現在の成績は、
対象レース 7レース
的中レース 4レース
的中率 57.1%
回収率 285.6%
となっています。
総買い目数は75点。
1レース平均では10.7点です。
通常の5頭BOXなら1レース10点ですが、同点によって対象馬が増えたレースがあるため、平均買い目数も10点を少し超えています。
獲得配当は、
最高 14,560円
最低 1,820円
平均 5,355円
でした。
札幌記念と中京記念でも1着・2着が対象内
直近の札幌記念では、
1着 シェイクユアハート
2着 サクラファレル
が適性上位馬の中に入りました。
中京記念でも、
1着 ラヴァンダ
2着 ミニトランザット
が対象馬に入っています。
結果として、この2レースはいずれも馬連BOXで的中となりました。
こうして実際の着順と照らし合わせてみると、「適性上位に好走馬が入るか」という見方だけでなく、「1着馬と2着馬を同時に拾えているか」という視点でも検証できるようになりました。
今回の改善点
今回の変更で一番大きいのは、適性TOP5を単なる順位表示で終わらせず、実際の馬券成績までつなげたことです。
これにより、
適性上位馬がどの程度好走しているか。
1着馬と2着馬をどの程度同時に拾えているか。
馬連BOXにした場合、的中率や回収率がどう推移するか。
この3点を継続して確認できるようになります。
まだ7レース。結論は出さない
ここまでの回収率は285.6%です。
数字だけを見れば非常に良い結果ですが、まだ7レースしかありません。
この段階で「この方法は使える」と判断するつもりはありません。
レース数が増えれば、当然回収率が下がる可能性もあります。
大切なのは、当たったレースだけを見ることではなく、外れたレースも含めて同じルールで記録し続けることだと考えています。
10レース、20レース、30レースと増えたとき、適性TOP5・馬連BOXの数字がどう変化するのか。
そこを今後も追いかけます。
今後は「適性TOP5・馬連5頭BOX」で公開
次回から、重賞予想の表示は、
適性TOP5・馬連5頭BOX
として公開します。
予想を増やすというより、これまで作ってきた適性判定を、もう一段実戦的に検証するための変更です。
競馬AIを完成させるというより、実際の結果を見ながら少しずつ改善していく。
今回の変更も、その一つとして記録しておきます。