競馬AI開発記(開発・改善)

競馬AI開発記|V2に「適性AI指令室」を追加!予想からブログ作成まで自動化

レース直前まで待つ競馬AIから、少しずつ変わってきた

8月から自作の競馬AIを実戦で使い始め、気がつけば10月になりました。

この間、予想方法や購入ルールを何度も見直し、ExcelとVBAを使って少しずつシステムを改善してきました。

最初の頃は、レース直前になると本当に慌ただしいものでした。

オッズを確認し、AI予想を実行し、購入対象馬を判定する。

そこから買目を作り、馬券を購入する。

さらにブログに掲載する記事も作らなければなりません。

実際、8月にはレース直前までAIを調整してしまい、馬券購入の締切に間に合わなかったこともありました。

あの失敗は今でも覚えています。

どんなに良い予想ができても、馬券を購入できなければ実戦では意味がない。

そして最近は、もう一つ考えるようになりました。

「予想やブログ記事の作成を、もっと早い段階で終わらせることはできないだろうか」

今回の改善は、そこから始まりました。

V2ではオッズ中心から適性中心へ変更した

これまでのV1では、オッズ分析が馬選びの重要な部分を占めていました。

人気や単勝オッズを確認し、購入条件と照合して買目を決める。

そのため、どうしてもレース直前の情報を待つ必要がありました。

しかし現在実戦で使用しているV2では、考え方を変更しました。

オッズを中心に馬を選ぶのではなく、馬の適性を中心に評価する。

出馬表から騎手、種牡馬、母父、各種適性などを点数化します。

そして総合的な適性順位を作り、上位馬に、

◎ ○ ▲ △ ×

の印を付けます。

この印を基準に実戦買目を作成する仕組みです。

もちろん、現在のV2でも本命判定の一部には人気とオッズの条件を使っています。

しかし、予想の中心はあくまで適性評価です。

そのため、以前のように直前オッズが出るまで何もできないという状態ではなくなりました。

ここが今回の改善につながっています。

V2専用の「適性AI指令室」を作った

予想方法を変更したことで、作業をもっと整理できるのではないかと考えました。

これまでは複数のExcelファイルを開き、それぞれのマクロを実行していました。

予想用のExcel。

買目作成用のExcel。

結果を記録するExcel。

さらにブログ記事のHTML作成。

一つひとつ操作していると、どうしても手順が増えます。

操作する場所が増えれば、間違える可能性も増えます。

そこで今回、V2専用の操作画面を作りました。

名前は、

「適性AI指令室」

です。

この指令室では、これまで個別に行っていた作業を、3つのAUTO操作にまとめました。

予想AUTO・購入AUTO・記録AUTO

この3つです。

① 予想AUTO|予想から適性TOP5記事まで

最初に実行するのが「予想AUTO」です。

処理の流れは、

CSV取込 → 印作成 → 適性順位Excel保存 → TOP5ブログHTML作成

となっています。

まず出馬表のCSVデータを取り込みます。

そこから騎手、種牡馬、母父、各種適性を評価し、適性順位を作成します。

そして◎○▲△×の印を付けます。

さらに適性順位をExcelへ保存し、ブログの「適性TOP5」に掲載するHTMLも自動作成します。

以前は、予想を作った後にブログ用のデータを整理する必要がありました。

今は予想処理の流れの中で、記事の元になるHTMLまで作れるようになりました。

予想することと、ブログ記事を作ることが、一つの流れになったわけです。

私にとっては、これだけでもかなり使いやすくなりました。

② 購入AUTO|買目作成からIPAT GOへ

次が「購入AUTO」です。

処理の流れは、

実戦買目作成 → 8点・10,000円の確認 → IPAT GO → 最終確認後に実投票

です。

現在のV2では、1レースの購入金額を10,000円に固定しています。

本命馬の単勝2,000円、複勝3,500円。

本命から上位3頭への馬連が各500円。

ワイドが各1,000円。

合計8点、10,000円です。

これらの買目をExcel VBAで自動作成します。

さらにIPAT GO用の買目ファイルも出力します。

ただし、ここで一つ大切にしていることがあります。

最終確認で私がOKを押さなければ、実際の投票は行わない。

という仕組みです。

予想や買目作成は自動化する。

しかし、最後にお金を使う判断は自分で確認する。

私はこの形がよいと思っています。

自動化したからといって、何も確認せずに馬券を購入する必要はありません。

むしろ操作ミスを減らすためにも、最後の確認は残しておきたいところです。

③ 記録AUTO|「私はこれを買いました」と成績蓄積

3つ目が「記録AUTO」です。

処理の流れは、

「私はこれを買いました」HTML作成 → 予想結果集計へ追記

となっています。

私のブログ「馬券ライフドットコム」では、実際の馬券購入を記録する記事として、

「私はこれを買いました」

を掲載しています。

これはレース前の推奨記事ではありません。

私自身が、どの馬券を購入したのかを記録する記事です。

今回の改善では、その記事のHTMLも自動作成できるようにしました。

さらに、予想内容や印などのデータを結果集計用のExcelへ残せるようにしています。

レース終了後には、実際の着順や払戻結果を確認して検証します。

これによって、予想から購入、記録までの作業が、以前より整理されました。

一番大きな改善は、ブログ記事を早く作れること

今回の改善で私が特に便利だと感じているのは、ブログ記事の作成時間です。

これまではレース直前までオッズを待ち、買目を確定させてから記事を作ることが多くありました。

ところがV2では、適性評価を中心に予想するため、早い段階で予想と記事の準備を進められます。

「適性TOP5」の記事を作る。

実戦買目を作る。

「私はこれを買いました」の記事を作る。

こうした作業を、レース直前まで待たずに進められるようになりました。

もちろん、最終的な買目や実際の投票内容が確定しているかどうかは確認が必要です。

未投票の段階では、購入済みと誤解されないようにしなければなりません。

しかし、記事の大部分を早めに準備できるだけでも、以前とは大きく違います。

レース直前は馬券購入に集中する。

そのために、できる作業は先に終わらせておく。

ようやく、そんな運用に近づいてきました。

操作ミスを減らすこともAI開発の一部

競馬AIを作り始めた頃は、予想精度ばかり気にしていました。

どの馬が勝つのか。

どの適性が重要なのか。

どんな条件を追加すれば回収率が上がるのか。

もちろん、それは今でも重要です。

しかし実戦を経験してみると、予想以外にも大切なことがあると分かりました。

操作を間違えないこと。

締切に間に合わせること。

実際に購入した馬券を正しく記録すること。

同じ手順を毎週繰り返せること。

これらができなければ、いくら予想精度を高めても実戦では困ります。

特に私の場合は、競馬AIの検証だけでなく、ブログ記事も書いています。

予想と購入とブログ。

この3つを無理なく続けられることが大切です。

今回の「適性AI指令室」は、そのための改善だと思っています。

便利になったからといって、勝てるようになったわけではない

ここは勘違いしないようにしたいところです。

今回、V2の操作は以前より簡単になりました。

予想から買目作成、ブログ記事作成までの流れも整理できました。

しかし、だからといって、

「競馬AIが完成した」

とは思っていません。

まして、

「これで馬券が勝てるようになった」

という話でもありません。

8月、9月と実戦してきましたが、月間収支はどちらもマイナスでした。

V2の適性◎には過去の集計で興味深い成績が出ています。

しかし、その数字が今後の実戦でも通用するかは分かりません。

今回改善したのは、主に使いやすさと操作手順です。

予想精度の改善と、実戦運用の改善は別のものです。

その違いを忘れないようにしたいと思います。

年末まではV2を実戦で使い続ける

今後の方針は変わりません。

8月から検証してきたV1は、引き続き検証用として残します。

そしてV2は、2026年12月末まで実戦で使用します。

基本的な購入ルールと1レース10,000円の掛け金は固定します。

毎週の結果を記録し、単勝、複勝、馬連、ワイドの成績をそれぞれ確認していきます。

予想が当たったからといって、すぐにルールを変更しない。

外れたからといって、慌てて新しい条件を追加しない。

年末になったとき、実際の購入結果から判断したいと思います。

まとめ|予想するAIから、実戦で使い続けられるAIへ

70歳になって、ExcelとVBAを使いながら競馬AIを作っています。

最初は、馬の適性を点数化して順位を出すことだけでも面白いと思っていました。

それが今では、買目を自動作成し、IPAT GOへ渡し、ブログ記事のHTMLまで作るようになりました。

自分でも、ずいぶんいろいろなことを始めたものだと思います。

ただ、今回の改善で感じたのは、機能を増やすことだけが進歩ではないということです。

複雑な操作を減らす。

間違えやすい作業を減らす。

レース直前の慌ただしさを減らす。

そして、毎週同じ手順で実戦を続けられるようにする。

これも競馬AI開発の大切な部分だと思います。

今回作った「適性AI指令室」は、そのための一歩です。

もちろん、まだ検証途中です。

便利になったことと、馬券で利益が出ることは別です。

それでも、自分が使いやすい実戦環境には少しずつ近づいてきました。

V1は検証を続ける。V2は年末まで実戦する。

この方針で、もうしばらく続けてみます。

12月末にどんな結果が出るのか。

今はまだ分かりません。

だからこそ、これからも一つひとつ記録していこうと思います。

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