2026年9月の競馬AI実戦が終わりました。
8月に続いて、9月も月間収支はマイナスです。
数字だけを見れば、2か月続けて負けたことになります。
しかし、今回の記事を単なる「今月も負けました」という収支報告で終わらせるつもりはありません。
8月は競馬AIを作りながら馬券を買っていた1か月でした。
9月はシステムをなるべく触らず、決めたルールで実戦し、データを蓄積することを意識しました。
その結果、少しずつですが、私の競馬AIが出している数字の中に特徴が見えてきました。
そこで10月からは、8月・9月に蓄積したデータをもとに、実戦で使う購入ルールを一度整理してみることにしました。
負けたから慌ててルールを変えるのではありません。
自分が競馬AIで最終的に何をしたいのか。
そこへ、もう一度戻って考えた結果です。
9月も月間収支はマイナス
8月の単勝・複勝は、回収率90.4%でマイナスでした。
そして9月も、月間収支はマイナスとなりました。
2か月続けて実収支はプラスにできませんでした。
ここは都合よく書き換えるつもりはありません。
実際に買った馬券で負けたのですから、その結果はそのまま残します。
ただ、8月と9月では少し意味が違います。
8月は、予想方法、購入条件、自動投票などを作りながらの実戦でした。
レース直前までシステムを触り、締切に間に合わなかったこともありました。
9月はそこから一歩進み、AIの判断、購入、結果の記録まで、一連の流れでデータを残せるようになりました。
そして、その蓄積を見返してみると、気になる数字が出てきました。
適性1位は「勝ち切る」より「馬券圏内」に安定している
まず注目したのが、適性順位1位です。
8月以降の22レースを集計すると、
1着 4回
2着 7回
3着 4回
でした。
つまり22レース中15レースで3着以内。
3着内率にすると約68%です。
単勝という視点だけで見ると、1着は4回です。
しかし複勝圏という視点から見ると、かなり違った姿になります。
適性1位の複勝回収率は93%。
さらにハンデ戦を除いて集計すると、**109%**となりました。
もちろん22レースだけのデータです。
これだけで「適性1位を買えば勝てる」と考えるつもりはありません。
ただ、少なくとも私のAIが算出する「適性順位」という数字には、今後も調べる価値がありそうです。
ワイドと馬連ではさらに面白い数字が出た
もう一つ、検証として残しているものがあります。
適性1位を軸にして、適性2位・3位・4位へ流した場合です。
ワイドでは、
17レース中10レース的中。
回収率194%。
馬連では、
17レース中5レース的中。
回収率384%。
数字だけを見れば、かなり魅力的です。
「それならワイドや馬連を買えばいいのでは?」
そう考えたくなります。
しかし、今のところ私は実戦購入には使わないつもりです。
これらは、あくまで検証データとして残します。
理由は、私がこの競馬AIでやりたいことが別にあるからです。
私がAIで見つけたいのは「1頭」
私が競馬AIを作り始めた目的は、馬連やワイドの組み合わせをたくさん作ることではありません。
最終的にやりたいのは、
「1レースの勝ち馬を1頭見つけること」
です。
もちろん馬連回収率384%という数字を見れば、気持ちは動きます。
しかし、ここで成績の良い馬券へ次々と乗り換えていけば、何を目指してAIを作っているのか分からなくなります。
だから馬連もワイドも記録は続けます。
でも、実戦の中心にはしません。
私が追いかけるのは、あくまで1頭です。
これまでの購入条件を見直す
ここで問題になったのが、これまでの購入ルールでした。
従来は、
「7番人気以内」
「単勝3.0~14.9倍」
といった条件を設けていました。
さらに複数の候補馬がいる場合、オッズが高い馬を優先する考え方も取り入れていました。
これは過去のデータを調べながら作ったルールです。
ですから、当時はそれなりの理由がありました。
しかし8月、9月と実際にAIを動かし、適性順位と結果を蓄積してみると、一つ疑問が出てきました。
AIが評価した馬を、最後にオッズや人気で切る必要があるのだろうか。
せっかくAI予想と適性順位を作っているのに、最後の最後で人気やオッズによって候補馬を外してしまう。
それが本当に「1頭の勝ち馬を見つける」という目的に合っているのか。
ここを見直すことにしました。
10月からの新しい購入ルール
10月以降は、適性順位1位と2位を中心に考えます。
新しいルールは次の形です。
- 適性順位1位と2位を必ず比較対象にする
- 2頭を現在のAI採点で比較する
- AI点が高い方を主軸馬にする
- AI点が同点なら適性1位を優先する
- 主軸馬は単勝+複勝を購入する
- 主軸が適性1位なら適性2位を複勝3,000円、主軸が適性2位なら適性1位を複勝3,000円購入する
そして、これまで使っていた、
「7番人気以内」
「単勝3.0~14.9倍」
という条件は撤廃します。
オッズが高い馬を優先する方法もやめます。
かなりシンプルになりました。
適性1位と2位を見る。
AIに2頭を比較させる。
評価の高い1頭を主軸にする。
基本はこれです。
単勝1点が最終目標
今回のルールを整理すると、私の考え方も以前よりはっきりしました。
最終的な目標は、
単勝1点。
AIが「このレースで最も勝つ可能性がある」と判断した1頭を選び、その馬の単勝を買う。
ここを目指します。
ただ、現時点でいきなり単勝だけにするつもりはありません。
主軸馬の複勝は、私にとってのリスクヘッジです。
そして、もう一方の適性上位馬に買う複勝3,000円は補助です。
つまり現在は、
主役=主軸馬の単勝
リスクヘッジ=主軸馬の複勝
補助=もう一方の適性上位馬の複勝3,000円
という考え方です。
この形で、まずデータを取ってみます。
9月に負けたから変えるのではない
ここは自分自身のためにも書いておきます。
今回ルールを変更するのは、
「9月に負けたから」ではありません。
負けるたびにルールを変更していたら、いつまでたっても検証になりません。
8月、9月とデータを蓄積してきた。
その結果、適性1位・2位に複勝圏への安定性が見えてきた。
一方、人気やオッズによる絞り込みが、本来の目的である「勝ち馬1頭を選ぶ」ことに必要なのか疑問が出てきた。
だから整理しました。
言い換えれば、
負けた結果に感情的に反応した変更ではなく、2か月のデータを見てAIの目的に合わせ直した変更
です。
この違いは、自分の中では大切にしておきたいと思います。
そして10月は、また触らない
ルールを変更すると、すぐ次のことを試したくなります。
適性3位まで入れたらどうなるか。
ハンデ戦だけ別条件にしたらどうなるか。
馬連の回収率384%を実戦投入したらどうなるか。
考え始めれば、いくらでも出てきます。
でも、ここでまた毎週変更してしまったら同じことの繰り返しです。
だから10月からは、今回決めたルールを固定します。
まず買う。
結果を記録する。
データを蓄積する。
そして十分なレース数が集まってから、改めて検証します。
馬連とワイドも同じです。
面白い数字が出ていますが、実際には買わず、検証データとして蓄積します。
まとめ|負けた2か月を無駄にしない
8月、9月。
実収支だけを見れば、2か月連続のマイナスです。
競馬ですから、負けたという事実はそのまま受け止めます。
ただ、自作の競馬AIを作っている私にとって、この2か月にはもう一つの意味があります。
実際に馬券を買ったからこそ、分かったことがありました。
AIが予想するだけでは分からなかった問題もありました。
自分がルールを守れなかったこともありました。
そして、実際の結果を蓄積したことで、適性順位にも少しずつ特徴が見えてきました。
私は70歳になって、こんなことをやっています。
Excelを開いて数字を眺め、AIと相談しながらルールを作り、週末には自分のお金で馬券を買う。
失敗すれば、また考える。
でも、それも含めて今の私の競馬です。
9月も負けました。
だからといって、すぐに「このAIは駄目だ」とは考えません。
逆に、良い数字だけを取り上げて「この方法なら勝てる」と書くつもりもありません。
10月から、新しいルールでまた実戦です。
適性1位と2位から、AIが1頭を選ぶ。
そして私は、その結果をまた記録していきます。
最終目標は変わりません。
1レースの勝ち馬を、1頭見つけること。
そこへ近づいているのかどうか。
答えを急がず、もう少しデータを積み上げてみます。