自分がギャンブル依存症だと理解している人は?

自分がギャンブル依存症だと理解している人はどのくらいいるのだろうか?

1.ギャンブル依存症の理解度について

ギャンブル依存症についての認識は広まってはいますが、まだまだ鈍いところがあるようです。
他人・家族がギャンブル依存症だと思っている場合でも、本人が認識していないこともあります。
それは、病気であり、治療が必要なものです。
脳神経系を刺激するため、中毒性があります。
そのため、一度の勝利の経験が快感や快楽を求めて、ついついやめられなくなってしまうのです。
特にパチンコは機械から出る音や画面が依存を深めているのではないかと思います。

2.ギャンブル依存症に陥る人の特徴と予防方法

では、どのようにしてギャンブル依存症に陥ってしまうのでしょうか?

孤独などのマイナスの感情がある場合、
ギャンブルを利用してストレスを解消しようとする人もいます。

予防方法としては、健康的なライフスタイルを維持し、ポジティブな感情を持つことが予防につながります。
と教科書通りの答えですが、依存症にとって「これができないからなったのだ。」という人も多いでしょう。
そもそも、ライフスタイルやポジティブな感情を持つには世の中が変わりはてた。

依存症だった私にはそう思えます。

治療法としては、まずは自分自身が依存を拒絶することが大切ですがこれができない人が依存症です。
自分が依存症だと認識しその上で、専門家の助けを借りて治療を行うことが重要です。

グループセラピー、薬物療法などがありますが治療には時間がかかること、
自分さらけ出すことができない人には無理でしょう。
私の経験では通うことがストレスでグループという輪に入ることすらすごく不安でした。

3. 私のギャンブル依存症遍歴

自分がギャンブル依存症だと理解している人はどのくらいいるのだろうか?

誰しもが何かに依存することはあるかもしれない。
そのために、人生を台無しにし、家族や友人との関係をなくした人は多い。

私が初めてギャンブル依存症だと気づいたのは30歳になった頃だった。
当時私は、毎日のようにパチンコ店に通っていた。

先輩に連れていかれたパチンコ屋にハマったのだ。
結婚前から借金をし、通い詰めたパチンコ。

結婚してもやめられなかった。
それは伴侶もパチンコ好きだったからだが、彼女は借金はしていなかった。

私は29歳頃からパチンコのために金を借りるようになった。
最初は友人から、返せなくなるとサラ金から借りるようになった。

子供もできてかわいい盛りにパチンコへ行く自分が嫌だった。
それでも、行く後悔や自責の念から逃れるために、ますますパチンコにのめり込んでいった。
深みにはまっていったのです。

そんな生活に家族は嫌気が差したのでしょう。ある日帰ると家の中にゴミ袋が1つ。
全ての物がなくなっていた。
追いかけなかった。「こんな父親は必要ない」自分でそう思ったからだ。

その後、養育費の請求がきたが、毎月、子供が学校を卒業するまで支払った。
だが、娘は高校を卒業したのかどうかも解らないバカ父だった。

それでもパチンコを続けた。

その結果、多額の借金を背負い込むことになったのです。
払いきれなくなり裁判所で調停して1年ほどかけてそれまでの借財を全て支払った。
自宅も売った。

裁判所の調停で私を一言も責めたりせず支えてくれた上司や同僚。
依存症の私にはその恩を返すことができなかったのです。

私の依存症の症状は治まらず逆にピークに達していたのです。
パチンコがやめられない。そして競馬に手を出すことになります。