7月8日土曜日予想

負けたら潔く追いかけない、勝ったら勝ち逃げが馬券のセオリーだ

7月8日(土)予想

函館11R 馬連 2-6、2-8、6-10、8-10

函館12R 馬連 11-16、10-16、6-10、6-11

京都11R 馬連  9-16、10-16、12-16、14-16、15-16

京都12R 馬連  1-10、 1-14、10-11、11-14 

予想は馬連のみ、トリマイも考えて購入は慎重に、

京都11Rは万馬券狙い。

1日4レースのみの購入、

負けたら潔く追いかけない、勝ったら勝ち逃げが馬券のセオリーだ

どんなギャンブルにも当てはまると思う。



「いらっしゃませ~」

 中にいた受付嬢達は一斉に私に視線を向けた。

ある大手のサラ金、今ではテレビコマーシャルでも大々的に宣伝している。

作った笑顔の奥には「またカモが来た。」とでも思っているのだろうか?

受付嬢   「初めてですか?」

俺     「はい」

受付嬢 「こちらの申込用紙にご記入お願いします。」

俺は始めてのサラ金ということで緊張していた。

名前・住所・生年月日・職業と少々震える手で記入していった。

ふと手が止まった。

既婚に○を書いた時、心が痛んだ。

妻の名前や子供の名前を書く事にひどく後ろめたさを感じた。

まして両親の名前住所を書く時にはピークを迎えた。

俺はペンを止めた。

口の中が乾きっていた。

差し出されていた、氷が融けて量が増えた麦茶を口に含んだ。

そしてまた記入用紙に向かった。

書いている間、受付嬢はメモを取り2度ほど私の前から消えてはまた現れた。

全て書き終わった時

受付嬢「在籍の確認が取れました。」と、作り笑顔で言った。

在籍の確認?メモを取っていたのは電話番号だったとその時初めて知った。

俺の前から消えたのは裏で実家や会社に電話していたのだ。

「そうか在籍確認というんだな。」心の中でつぶやいた。

「会社や家には分からないですよね。!」少々強い口調で私は言った。

「実家の方は間違い電話ということでかけました。職場の方は個人名で

呼び出しさせてもらいました。大丈夫ですよ。」

「慣れたもんだ。」そう口から出そうになったが、呑み込んだ。

受付嬢「今回のご融資額はおいくらご希望ですか?」

俺  「10万円」

受付嬢「少々お待ちください。」席を立ち奥から目を光らせていた男と何か話していた。

戻ってくるなり

受付嬢「今回は30万円までご融資可能ですが、いかがいたしますか?」

私はなんのためらいもなく

「それじゃそれでいいです。」

「どうもありがとうございます。」受付嬢は笑った。

この位すぐ返せるさ。馬券が当たれば軽いものだ。

これが私の最初のサラ金地獄への一歩だった。

競馬を楽しむという余裕のない破綻者馬券の始まりであり、ギャンブル依存症と呼ばれる病気の始まりだったのかも知れない。


競馬で失ったもの。

家族 お金 友人 信頼 職業

私が競馬を始めたのは遅く、28歳の時に初めて馬券を買った。

競馬好きの先輩に無理やり連れて行かれたのが最初だった。

その時の予想法はスピード指数。スピード指数上位馬のボックスを買っていれば、そこそこの配当を得られたものだ。

今では当たり前の予想手段だが当時は画期的だった。

競馬の格言で馬券を買っていた時期もあった。

キルクルの法則にもよくであった。人気馬の隣枠にもよくであった。

何度負けても楽しかった。

それ以上に的中した時の感動が負けた悔しさを一掃してくれたのだ。

その後くる「数々の失態」と「借金地獄」の予兆を私は知りながらも見ないふりをしてきた。

一番大事な家族を私は忘れていたのだ!

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